「分かりやすい文章って、どうやって書けば良いんだろう…」
この疑問を、解決に導きます!
ブログを読んでもらうコツ。それは、読者にとって分かりやすい文章を書くことです。ただ、ブログを始めたばかりだと、まず分かりやすい文章の書き方が分かりませんよね。
ポイントは、徹底した「読者目線」です。
本記事では、分かりやすい文章を書くための方法を解説。これを読めば、読者に読まれる文章の書き方が分かります。
では、まいります!
読者目線が欠落した文章は読まれない
ブログって、書き手になるとどうしても読者目線からかけ離れた文章を書いてしまいがち。この原因の多くは、ブログを収益化したいがために広告ありきで記事を書いてしまうことにあります。
記事の最後に広告をクリックしてもらう。これを目的として文章を書き始めてしまうんですよね。こうやって書いた記事は、読者からすると本当に役立たない記事になってしまう可能性が高いんです。
クリックを誘導する文章を優先するあまり、読者にとって有益な情報を掲載できないのでは意味がありません。それなら、広告なんて掲載しないで集客のための記事を書いた方がマシ。
読者は、知りたいことがあったり、楽しそうだと思ったりしたからこそ、あなたの記事を読んでみようと思うんです。つまり、あなたの記事に期待することがあって、ブログにアクセスしてくれているのです。
にも関わらず、実際にブログにアクセスしてみたら、結局アフィリエイト商品をゴリ押しされるような記事だったとき、あなたはどう感じますか?
きっと「このブログは見るのをやめよう」と思って、離脱しますよね。
これが、Google検索からアクセスしていたのであれば、たまたま見つけたブログということもあって、特に何の感情も抱かずに他のブログを探しますよね。
ただ、SNSの場合は、そうはいきません。読者は期待を胸にアクセスしているからこそ、期待を裏切られたときの落胆はとても大きなもの。
もう二度と、このブログにはアクセスしたくないと思うはず。しかも、フォローも解除しちゃうかもしれませんね。
逆に、あなたが知りたいことがピンポイントで書いてあったら「また読んでみたい!」と思うはず。
つまり、読者が知りたいことを書かれていない記事は、そもそも読まれることがないんです。これを防ぐためにも、読者目線で分かりやすい記事を書くのが必要なのです。
読者目線で分かりやすい文章を書くコツ
読者目線で分かりやすい文章を書くコツは、3つあります!
- 記事で伝えることはひとつに絞る
- 専門用語を極力使わない
- 収益記事と集客記事を分ける
それぞれ、詳しく解説します!
【ポイント①】記事で伝えることはひとつに絞る
記事を書いていると、次から次へと書きたいことが増えてしまう気持ちは、とても良く分かります。私自身、ブログを始めた頃は、同じように書きたいことをすべて記事に盛り込んでいたんです。
でも、情報量が増えれば増えるほど、読者が本当に知りたいことからかけ離れてしまうんですよね。
例えば、私のブログ「ミニ四駆改造アカデミー」を例に、解説します。
「ミニ四駆の種類を知りたい!」と思っている人に対して、ミニ四駆の種類にはどんなものがあるのかを紹介した記事を書いたとします。
最初は、ミニ四駆の種類について書いていたものの、次第に「ミニ四駆におすすめのパーツ」や「ミニ四駆の収納におすすめのボックス」といったことも、記事を書いていると思いついたりするんですよね。
でも、ここでその気持ちを爆発させるのはNG。読者が知りたいのは、あくまで「ミニ四駆の種類」なんです。
ぶっちゃけ、「ミニ四駆におすすめのパーツ」や「ミニ四駆の収納におすすめのボックス」などを書けば、アフィリエイトに繋げられると思ってしまいがちです。でも、これらは読者目線では要らない情報なんですよね。
記事を読んでくれた人の中には、これらの情報に反応してアフィリエイトリンクを踏んでくれる読者もいるかもしれません。でも、読者に徹底的に寄り添うことを考えれば、余計な情報は盛り込まない記事のほうが正解です。
これは、SEOで上位表示を狙うときにも影響してきます。
Google検索で上位に表示されている記事の多くは、徹底的に読者に寄り添った内容に仕上げていますよね。ここで、読者に寄り添った内容から逸脱して書きたいことを書きまくった記事では、ライバルに勝つことができません。
SEOの観点からも、記事では伝えることは、ひとつに絞ることが大切です。記事のボリュームを増やすなら、記事で伝えたいことに関する情報を増やすべきなのです。
コツは、記事を書く前に、記事で伝えたいことをひとつピックアップすること!
このピックアップしたテーマをもとに付随する情報を肉付けしていくことが、結果として良記事として仕上げることができるのです。
あえて、不要な情報は盛り込まない。足し算だけでなく、引き算の観点から記事を書いてみることをおすすめします。
【ポイント②】専門用語を極力使わない
専門用語って、知っている人が読めばなんてことはないですが、まったく知らない人が見ると、それだけで思考停止に陥ります。何を言っているのか分からないという不安ほど、読者に対して不利益なことはありませんよね。
専門用語がどういった意味なのかを知りたい読者は、もしかすると、あなたのブログから離脱して専門用語について調べ直してしまうかもしれません。これでは、せっかく獲得した読者をミスミス手放していることと変わりありません。
読者のためにも、専門用語は極力使わないようにして、誰もが理解しやすい言葉に置き換えることをおすすめします。
コツは、小学生でも分かる言葉に置き換えること。
例えば、マーケティングという言葉を使う場合。ひと言でマーケティングと言っても、分かりやすく説明するのは難しいですよね。
でも、マーケティングを知らない人からしてみれば、なんとなくマーケティングを理解しているあなた以上に、言葉の意味が分からないんです。
マーケティングを小学生にも分かるように置き換えるならば、こんな感じでしょうか。
「お店で売っている商品に興味がある人に商品を買ってもらって、もっと好きになってもらう」
言葉を置き換えてみるだけで、マーケティングという言葉を理解しやすくなったはずです。以上の文章をマーケティングの簡単解説として添えておけば、以降は記事の中でマーケティングという専門用語を使っても問題ありません。
記事の中で専門用語を使いたいのであれば、用語の解説は必須です。ただ、記事の中で詳しく解説しようとすると、それだけで記事が完成してしまうくらいのボリュームになることもあります。
そんなときは、あえて別の記事として解説記事をつくるのがベスト!
専門用語の解説はほどほどにしながら、専門用語の解説を目的とした記事を別に作成して、内部リンクで解説記事のリンクを貼ればOKです。
ひとつの記事の中で専門用語まで解説しようとすると、もれなく話が脱線してしまいます。
あなたの周りにも、めちゃくちゃ細かい部分だけまで伝えようとして、結局何が言いたいのか分からないような人がいませんか?それと同じです。
多くの場合、詳しく伝えようとすればするほど、話がズレていきます。詳しく伝えようとしている本人には悪気はないのですが、聞いている立場からすると、何を言いたいのか分からないんですよね。
結局のところ、一度に大量の情報が入ってくると、処理しきれないんです。専門用語なんて、それこそ解説しようとすれば、膨大な情報量になってしまいます。
だからこそ、例え専門用語を使う場合も、解説はほどほどにして、話をもとに戻すのが伝わりやすい記事にするコツです。どうしても解説したい場合は、専門用語を解説した記事を用意してから、内部リンクとして貼っておきましょう。
このように、内部リンクを適切に活用すれば、詳しく知りたいひとはリンク先の記事を読みますし、それほど興味のない人なら、リンクをスルーして記事を読み進めてくれるのです。
読者目線では、詳しく解説するだけがすべてではありません。
【ポイント③】収益化の記事と集客記事を分ける
すべての記事をアフィリエイトに繋げようとすると、間違いなく文章の流れに違和感が出てしまいます。それを防ぐには、収益記事と集客記事を分けることが大切です。
収益記事とは、まさにアフィリエイトを目的とした記事。イメージとしては、商品のレビューや似ている商品を比較した記事です。
「その記事は、結局アフィリエイトを目的としてるんじゃない?」と思われるかもしれませんが、問題ありません。商品のレビュー記事なら、無理矢理アフィリエイトを設置する訳ではないので、違和感なくアフィリエイトに繋げる記事に仕上げることができるのです。
一方で、集客記事では、あえてアフィリエイトを狙わずに書くことが大切。アフィリエイトを狙わないので、集客記事に比べて、より読者が知りたいことにフォーカスすることがらできます。
例えば、私のブログ「ミニ四駆改造アカデミー」では、以下のように収益記事と集客記事を分けています。
収益記事
- 初心者におすすめのモーターについて
集客記事
- モーターの性能の違いについて
ミニ四駆って、モーターと電池を動力源にして、マシンを走らせます。このモーターでアフィリエイトするときは、Amazonや楽天で売られているモーターを紹介しています。
おすすめのモーターを紹介する収益記事では、アフィリエイトするモーターについて細かく解説しながら、記事の最後にアフィリエイトリンクを設置。
一方で、集客記事には、様々なモーターを比較する記事を用意しています。
モーターにはたくさんの種類があって、性能に大きな違いがあるんです。その性能を比較する記事を、集客記事として用意しています。
「〇〇モーターと△△モーターの違い」といったキーワードで検索されるはずです。
ここで記事にアクセスしてくれた人には、あえてアフィリエイトを目的とせず、モーターの性能だけを徹底的に比較した内容に仕上げているんです。
この記事を読む読者が一番知りたいことは「モーターの性能には、どんな違いがあるのか?」ということ。この疑問に徹底的に答えることで、まずは記事を最後まで読んでもらえるように仕上げます。
ただ、これだけでは本当に集客だけの記事になってしまうので、記事の最後には、記事に登場したモーターについて徹底解説した収益記事のリンクを貼っておくんです。
それぞれのモーターを比較して「このモーターが良さげ!」と思った読者に対して、そのモーターを詳しく解説した収益記事を添えてあげるだけで、収益記事も読んでもらえるようになるんです。
集客記事で比較したモーターのうち、最も選ばれるであろうモーターの収益記事を内部リンクで貼っておく。これで、集客記事から収益記事への導線が完成して、PV数を増やしつつ収益も増やすことができるのです!
例えば、この集客記事にアフィリエイトリンクを設置しても、読者からしてみれば邪魔なだけなんです。
比較対象が増えれば増えるほど、アフィリエイトリンクも増えてしまいます。そうなると、アフィリエイト狙いというのがバレバレ。これでは、読者にとって有益な記事とは言えません。
アフィリエイト狙いのブログは、間違いなく読まれることはありません。だからこそ、あえてアフィリエイト狙いを辞めてみることで、結果として、より商品に刺さる読者だけを収益記事に誘導することが可能になるのです。
まとめ
最後に、読者目線で分かりやすい文章を書くコツを、おさらいしておきましょう!
- 記事で伝えることはひとつに絞る
- 専門用語を極力使わない
- 収益記事と集客記事を分ける
これらは、他人のブログを読んでいるときはすぐ気づくのに、なぜか自分のブログになると失敗してしまうんですよね。
読者目線が欠けてしまうと、どれだけ記事を書いても読まれることはありません。逆に、読者目線で記事を書ければ、読まれるブログをつくることが可能なのです。
なかなかブログが読まれないと悩んでいる方は、まずは自分のブログを客観視してみてください。そして、3つのコツを意識しながら、分かりやすい文章を書くことにチャレンジしてみてください!