コラム

行動できない人はゼロか100で物事を考えがち

行動できない人はゼロか100で物事を考えがち
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

やりたいことがあるのに、行動できない人にありがちなことがあります。それが「ゼロか100で物事を考えている」ことです。

例えば、趣味で楽器を始めてみたいと考えている人がいたとします。やりたいと口では言っているものの、現実として仕事やプライベート、家族サービスで自分の時間がないから出来ないと言いがちです。

これは、完璧思考の人がよく陥る失敗です。でも、これは単にやらない自分を正当化しているに過ぎませんよね。

ぶっちゃけ、毎日たった10分だけでも練習を続けていれば、数年後にはそれなりにスキルが身についているものです。でも、やらない。そこには「ゼロ100思考(ぜろひゃくしこう)」があるからではないでしょうか?

やるからには、時間をかけて完璧に準備したうえで、やり方を決めてからやらなきゃ気が済まない。この傾向にある人は、結局のところいつまで経っても始めることすら出来ていません。

せっかくやりたい気持ちがあるのに出来ない。これは非常にもったいないと言わざるを得ません。

このような人は、あえて全然考えずに感情に任せて行動してみることをおすすめします。

楽器をやりたいと思ったら、とりあえず楽器を買って始めてみる。いきなり「初心者にはどの楽器が良いんだろう…?」と考えてしまうのはあるあるですが、そこはサクッとGoogleで検索して決めてしまう。

どんな楽器を使っても、練習しなければ上手くなりません。どの楽器で始めるかを悩んでいる時間を練習に充てたほうが、確実に早く上達します。

とりあえず始めてみる。考えるのはそれから。行動してから考えるようになると、たいていは深く考えていたことに意味がなかったことが分かるようになります。

どれだけ頭の中で考えていたとしても、実際にやってみると想定外のことが起こります。上手くいくと思っていたことが上手くいかない。逆に、上手くいくはずがないと思っていたことが、実際は上手くいく。つまり、極論を言ってしまえば、どうなるかはやってみないとわからないということです。

だからこそ「ゼロか100か」で判断してしまうことに意味はないのです。結果は行動することで初めて分かる。これを念頭に、まずは考えるよりも先に行動することを癖づけすることをおすすめします。