「副業で動画編集を始めようと思うけど、稼げるのかな…」
この疑問を、解決に導きます!
私は、副業でブログを書きながら、動画編集にもチャレンジしています。
ただ、あくまでメインの副業はブログ。そこで、動画編集では費用対効果を最大限に高めるため、高単価案件だけを受注するようにしています。
私は、動画編集のスキルはほとんどありませんでした。それでも、高単価案件だけを受注できた背景には、徹底したターゲティング戦略があったのです。
本記事では、動画編集スキルがほとんどない私が、単価1万円の高単価案件だけを受注しているやり方を解説します。これを読めば、動画編集で稼ぐ方法が分かります!
では、まいります!
高単価案件を受注するターゲティング戦略
私が1本1万円の高単価案件を獲得できるようになるまでには、以下のようなステップで進めていました。
- 自分がやりたい仕事は何か?
- どんな仕事があるのか?
- 相手は何に悩んでいるのか?
- 悩みを解決するにはどうすれば良いのか?
それぞれのステップで考えていたことを、詳しく解説します!
【ステップ①】自分がやりたい仕事は何か?
動画編集は、あくまで副業です。なので、自分がやりたくないことは絶対にやらないようにしています。
やりたくないことをやるなら、そもそも副業なんてやらないほうがマシだからです。
そもそも動画編集を始めたのは、大好きなアーティストのミュージックビデオ(以下、MV)を観ていて「こんな編集ができたら面白そうだな」と思ったのがきっかけです。
そこで、MVにはどんな編集方法があるのかな?と思って、色々なアーティストの動画を観てみることにしました。
【ステップ②】どんな仕事があるのか?
MVと言っても、そのほとんどが特殊な撮影方法を使って撮影されていました。空撮などが、良い例です。
ただ、私が興味があるのは、動画の編集。MVの元になる素材の撮影からやりたいわけではありませんでした。
「カッコいい動画を作るには、そもそも素材の撮影からやらなきゃいけないのか…」
こう思っていたときに、ふと観たMVが目に留まりました。それが、ボカロのMVでした。
ボカロの曲をいくつも観てみたところ、イラストを使った映像が一般的でした。曲のイメージを表現したイラストを組み合わせていたのです。
「ボカロなら、リアルの素材がなくてもいけそうだな…!」
こう思った私は、ボカロ系の楽曲に関する動画編集をやってみようと決意しました。
【ステップ③】相手は何に悩んでいるのか?
ボカロの動画を編集したいと言っても、そもそも私には大したスキルはありません。そこで、私の強みを最大限に活かすために、徹底したターゲティング戦略に取り組みました。
まず、ボカロの動画を作りたい人が誰なのかを明確にします。
これは簡単ですね。ボカロの楽曲を作っている人。通称、ボカロPと呼ばれる人たちです。
次に、ボカロPが動画を仕上げるまでの行動を調べました。ボカロPが一曲を創り上げる工程は、こんな感じ。
- 作曲ソフトでデモ音源を作る
- パート毎に録音する
- すべてのパートをミックスする
- 曲の雰囲気にあったイラストを絵師に依頼する
- イラストを曲に合わせて編集する
ザックリと、このような流れで曲を完成させていました。
ここで気づいたことがあります。それは、ボカロPは一曲仕上げるまでに相当なお金がかかっているということ。
上記の流れの中で、どのような費用が発生しているのかを紹介します。
作曲ソフトでデモ音源を作る | 作曲用パソコン+作曲ソフト(数万円〜) |
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パート毎に録音する | 楽器(数万円) 楽器が弾けない人は各パートを外注して制作(1パート1万円〜) |
曲をミックスする | 作曲ソフトでOK ミックススキルがなければ外注(1万円/1曲) |
曲の雰囲気にあったイラストを絵師に依頼する | 絵師に依頼(5,000円〜数万円/枚) |
イラストを曲に合わせて編集する | 動画編集ソフト代(数万円) 編集できなければ外注(3,000円〜) |
自分で楽器を弾ける。イラストも描ける。動画編集もできる。こんなボカロPなら費用は初期投資だけで抑えられますが、そんな人はほとんどいませんでした。
この結果から、ボカロPの悩みは「一曲完成させるまでにお金がめちゃくちゃかかること」であると捉えました。
ただでさえお金がないのに、曲を仕上げる最後の最後にまた動画編集でお金がかかる。よっぽど頼みたい人がいなければ、動画編集の費用は抑えたいのが本音だろうなと感じました。
【ステップ④】悩みを解決するにはどうすれば良いのか?
仕事を受注するなら、自分だからこそ提供できる価値がなければ誰も仕事を依頼してくれるはずがありません。
ここで何も考えずに「ボカロ曲の編集をします!」と言ったところで、差別化にはなりませんよね。きっと、価格競争に巻き込まれるだけで、何も受注できずに終わっていたと思います。
そこで、ボカロPの悩みをもとに、私が提供できる価値を探してみました。
MVを作るとき、イラストの枚数があればあるほどバリエーション豊かな映像になるのは当然なこと。でも、絵師に複数のイラストを描いてもらうとなると、それだけで数万円がかかります。
YouTubeでボカロ曲を観てみると、1枚のイラストに文字だけを載せただけのものがたくさんありました。そこで「ボカロPは、きっと費用を抑えるためにイラスト1枚を依頼するのが精一杯なんだろうな」と仮定しました。
この仮定をもとに、1枚のイラストだけでバリエーション豊かな編集ができれば、それが価値として提供できるのではないかと考えたのです!
ターゲットの悩みをもとに価値を生み出す
自分の価値を表現するポートフォリオを作成
まずは、たった1枚のイラストだけでどれだけのMVが作れるのか、実際にチャレンジしてみようと思いました。結局のところ、アイデアは実現できなければ意味がないですよね。
このとき、めちゃくちゃタイミングが良かったのですが、たまたまボカロ曲を作っている友人がいました。動画編集に興味があることを伝えて、私にMV制作をさせてほしいと打診したのです。友人は、快くOKしてくれました。
早速、友人の楽曲をもとにMVを作り始めました。
そもそも動画編集のスキルがなかった私は、YouTubeの解説動画を観ながら編集方法を学び始めました。
色々なMVを観ながら、やってみたい編集方法を見つけたらやり方を調べる。これを繰り返しながら完成させたMVがコチラ!
背景に無料のイラストを使いながら、色々な編集方法を駆使して1枚のイラストだけでもバリエーション豊かなMVを創ることに成功したのです!
最終的には、3曲分のMVを創り上げることができました。
ココナラで単価1万円の案件を受注
動画編集の仕事は、ココナラを使いました。
ポートフォリオと併せて出品ページを作成。訴求方法としては、私が提供できる価値を伝えるために「たった1枚のイラストだけで格好良いMVを制作します」と表現しました。
あとは、案件の単価設定です。
ここで費用を抑えたいボカロPをターゲットに対して、金額を安く提示すれば仕事の件数を増やすことが可能なはずです。
ただ、お伝えしたように、動画編集はあくまで副業。普段からブログに時間を割いていた私は、低単価で案件をこなすことが現実的ではありませんでした。
そこで、時間対効果を最大限に活かすべく、単価を上げることにしました!最小限の作業時間で稼ぐためです。
金額は、1件当たり1万円に設定。
強気に設定した金額も、しっかり価値を提供できれば何の問題もありませんでした。
なぜなら、格好良いMVを作るために絵師に追加でイラストを依頼するよりも、1枚のイラストをもとにプラス1万円でMVを完成させるほうが、結果として安上がりになっていたからです。
これが、功を奏しました!
ココナラに仕事を掲載しておくだけで、積極的に営業をせずとも仕事の依頼を取れるようになったのです。今では、毎日ブログを書きながら、たまに入る動画編集の仕事をこなして動画編集スキルも維持できるようになりました。
ブログをストック型の収入として活用し、動画編集でフロー型の収入を得る。副業としては充分な収入を得る仕組みを創り上げることができたのです。
まとめ
- 自分がやりたい仕事は何か?
- どんな仕事があるのか?
- 相手は何に悩んでいるのか?
- 悩みを解決するにはどうすれば良いのか?
自分がやりたいことで悩んでいる人は、どんな悩みを抱えているのか。その悩みに対して、どんな価値を提供できるのか。
案件を受注したいのであれば、まずは相手ありきで物事を考えてみることが大切です。そして、相手が深く悩んでいることに対してメリットを提供できれば、高単価だとしても依頼が舞い込んでくるのです。
スキルに関しても、今はYouTubeで検索すればやり方はいくらでも見つかります。あとは、実際に動画を作ってみて、自分の作品となるポートフォリオを増やしていけばOKです。
本記事を参考に、時間対効果を最大化する高単価案件を獲得してみてください!