コラム

発注者側の心理を読み解くことで潜在的な需要を見極める

発注者側の心理を読み解くことで潜在的な需要を見極める
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副業として動画編集を始めたとき、如何に単価を上げられるかを考えて行動していました。

YouTuberが一般的になってから動画編集の需要は増えていますが、それに伴い動画編集者の単価は下がっています。動画一つの編集で2,000〜3,000円程度の案件もザラにあります。

そんな中、私は単価1万円で仕事を獲得することができました。その方法が、発注者側の需要を見極めて特化するやり方です。

私の場合、ボカロのMV制作を手掛けています。ボカロって、曲を作ったら絵師さんにイラストを書いてもらって、それを動画にしてYouTubeやニコニコ動画にアップするのがよくある流れです。流れとしてはシンプルですが、実はそれぞれの工程にかかる費用が馬鹿になりません。

まず楽曲を作るにはパソコンや楽器、編集ソフトが必要です。良い機材を集めると、すぐに10万円を超えてしまいます。

さらに、絵師さんにイラストを頼むと、1枚あたり最低でも1万円はかかります。動画を作るときにイラスト1枚ではなかなか変化に乏しいのですが、数枚のイラストを用意するとなるとその分費用がかさみます。

MV制作は最終段階なので、あまりお金をかけたくないというのが発注者側の本音です。そこで、お金をかけたくないけど豪華なMVを作りたいという需要があることに気づいた私は、たった1枚のイラストだけで多彩なエフェクトを盛り込んだMV制作を提案しました。

1枚のイラストをもとに、エフェクトを駆使して動きのあるMVに仕上げるのです。まさに、これが上手くハマりました。発注者にサービスを理解してもらうために3つ程度、ポートフォリオとしてサンプル動画を制作し、ココナラで仕事を掲載しておくだけで少しずつ依頼がくるようになったのです。

このように、発注者側の心理を考えてみることで、表面化されていない潜在的な需要を見つけられるようになるのです。