私が27歳で結婚したとき。挙式に相当な額を注ぎ込んでしまい、27歳にして貯金残高がゼロ円(金融資産なし)になったことがあります。
さすがにヤバいと思って、ここから貯金に励むようになりました。それが今年で10年目を迎えます。結果として、現在は金融資産も込みでざっと1千万円まで増やすことができました。
ちなみに、私の家庭は夫婦で別の財布ですが、家賃や食費、光熱費などは私が支払っています。これほどまでに資産を増やすことができるようになった理由は、固定費を徹底的に下げたからです。
車は持たず、保険も入らない。これだけでも、年間で数十万円以上を捻出することが可能です。
車を所有する代わりに便利な街に住む。その分、家賃に上乗せしています。たとえ軽自動車だとしても年間で最低20万円程度の費用がかかります。1ヶ月で換算すれば月2〜3万円。私は、車の維持費にお金を支払う代わりに家賃を増やし、車いらずの生活をしています。
その他には、保険。保険は万が一のために加入するものなので「もし事故にあったら」と考えれば加入するのが普通かもしれません。ただ、貯蓄型の保険だったとしても、保険の掛け金として運用するよりも自分で口座を開設して運用したほうが最終的にはお金を増やせるのです。
いざというときは、健康保険と高額医療費制度というものがあり、たとえ入院などで多額のお金が必要になったとしても、この制度を活用すれば支払額を減らすことが可能です。
こういった制度を活用しながら、毎月の保険料は自分で積み立てて運用する。投資額が増えれば増えるほど複利の効果も大きくなるので、長期的に考えれば保険に加入して、満期を迎えたときにお金をもらうよりも遥かに大きなお金を手にすることが出来るのです。
そのためにも、車を維持するにはどれだけのお金がかかるのか。保険で積み立てると将来的にいくらになるのか。その分を資産運用に回したらどれだけの成果が上がるのか。これらを自分で実際に調べてみることが大切です。
ちなみに、私の周りにはこんな極端なやり方をしている人はいません。会社にいる人にこんな話をしたところで、話が通じません。
どこに重点を置くのか。どのリスクを取るのか。お金の使い方には正解はありませんが、周りに流されるのだけは危険。だからこそ、自分でお金について学ぶ必要があるのです。