車は、人生の中で家に次ぐ大きな買い物です。それこそ平成あたりまでは社会人になったら車を買うのが当たり前という風潮があったように感じます。
ただ、本当に車って買う必要があるのでしょうか?この疑問について、あえて車を買わなかった私の考えをお伝えします。
まず、そもそも車って高いですよね。今や軽自動車で200万円くらいする時代です。ファミリーカーになると400万円を超えてきます。最近、知り合いが購入したトヨタのVOXYは420万円くらいだったそうです。
ちなみに、日本自動車工業会の2017年度乗用車市場動向調査によると、買い替えまでの年数は新車で平均7.7年とのこと。7年で買い替えるのは、ちょうど車検の年数と重なるからですね。今回は、この数字を使って深掘りしていきます。
例えば、ファミリーカーを購入して7年で買い替えるとなると、420万円÷7年=60万円/年です。年間60万円ということは、月々5万円です。すでに、かなりの費用がかかっていることが分かります。
これに、固定費として毎年の自動車税(3.6万円)や駐車場代(全国平均8,000円×12ヶ月)、自賠責保険(1万円)任意保険(3.3万円)など。さらに、変動費としてガソリン代(15万円)などがかかり、年間で92万5千円。ひと月あたり7万7千円かかります。車の維持費って、思っている以上に高額なことがお分かり頂けたかと思います。
私は車を購入しない分、費用を家賃に上乗せして考えています。車を購入したら必要だった月7万円を使って、車が必要ないくらい立地の良い場所に住むようにしました。
家賃が10万円と聞くととても高いイメージがありますが、車がなければ大したことはありません。それこそ、JRの主要駅の近くに住むことで、普段の買い物から休日の遊び場まですべて賄えるんです。
もし、車でどこかに出かけたくなったらレンタカーを使えばOK。1日1万円もあれば良い車が借りられます。平日は仕事でほとんど車に乗らないことを考えると、都度レンタカーを借りたほうが安いという結論に至ったのです。
ちなみに、そもそも私は車を運転するのが好きじゃないのもあります。車を運転していたら、スマホの操作すら出来ないですからね。車を購入して郊外に住むのか。車は持たずに家賃に充当して利便性の高い場所に住むのか。お金の使い方は、結局のところトレードオフなんですよね。
ただ、言えることは、最初の選択次第でその後の人生に大きく影響するということ。車を一度買ってしまえば途中で手放すことが難しくなるのは容易に想像できるかと思います。
車の購入を迷っている人は、車を買うか否かだけでなく、維持費はもちろん生活スタイルまで考えながら検討することをおすすめします。