昨日に引き続き、新しいことにチャレンジするときの話。
会社の同僚と音楽の話をしているとき。決まって「あんなに楽器が弾けたら楽しいだろうなぁ」と言う人がいます。
とは言っても、その人はまったく楽器がひけないわけではなく、若い頃にドラムをやっていた人です。それでも「もう歳だから無理。腕が上がらない。体力がない」と言って、一切チャレンジしようとはしません。もちろん、ブランクもあるので若い頃と同じようにドラムを叩けるはずはありませんが、やりたいと思った途端に、言い訳が出てきているんですよね。
一方で、たまたまYouTubeで見つけたのが「50歳からドラムを始めて2年でどれだけ叩けるのか?」という動画をアップしている人でした。動画を拝見すると独学だったからでしょうか、力任せで腕を動かしながら、基本的な叩き方からは逸脱しているのがすぐに分かりました。それでも、それなりに速い曲を叩けていたのです。
ここで言いたいことは、叩き方がおかしいから学び直せとか言う話ではありません。注目すべきは、このチャレンジ精神です。
この人も、ドラムを始める前は心のどこかで、いつかドラムを叩きたいと思っていた時期があったはずです。それを、50歳という節目でチャレンジして、今では動画をYouTubeにアップして数十万回も再生されている。
あくまで私が勝手に想像したストーリーで本人に聞いたわけではないので間違っているかもしれませんが。この人を見たとき、新しいことにチャレンジするときに歳は全く関係ないと感じたのです。
いつまで経っても言い訳ばかりで、気づけば何年も同じことを言っている人。一方で、実際に独学で始めてみて、それなりに叩けるようになっている人。この違いは、始めたか否か。たったこれだけ。
会社の人も数年前にドラムをやりたい!と思ったときに同じように始めていれば、今頃はそれなりに叩けるようになっていたかもしれません。でも、やっておけば良かった…と今更後悔しても時間は戻ってきません。始めるのが遅ければ遅いほど、それこそ本当に体力も減っていき、何かを始めようとしても、今まで以上に労力が必要になってしまいます。
私自身、ブログを始めたのは30歳を過ぎてからでした。SNSで活躍しているブロガーの多くは20代、若いと10代の人が多かったのも事実。それでも、自分がやりたかったからやってみました。
年齢を重ねれば、体力だけでなく仕事が忙しくて時間がなかったり、家族との時間が欲しいと思ったりして、これらがやらない言い訳になってしまいます。でも、全てを両立できないかと言えば、そんなことはありません。スキマ時間を上手く活用すれば問題ないのです。
結局は、やるかやらないか。この行動力の違いです。やってみて、ダメなら辞めれば良いんです。始める前から「無理だろう…でもやってみたい…」と悩んでいる時間が、一番の無駄です。
楽器を始めたい。副業をやってみたい。自分の中で燻っている気持ちがあるならば、その気持ちに対して素直に行動してみた人だけが今とは違う世界に辿り着けるようになるのです。最後に、50歳でドラムを始めたおじさんのチャンネルを勝手に紹介させて頂きます。